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良いコンクリートをめざして |
・AE減水剤 我が国初のコンクリート用化学混和剤として、1950年に「AE剤」が導入されました。 翌年からはその「AE剤」に加え、減水作用を持ったリグニンスルホン酸塩を主成分とした「AE減水剤」が導入され、その後はコンクリートに必要不可欠な化学混和剤として主役を担い、現在に至っております。 AE減水剤は、プレーンコンクリートから10%以上の減水性能を有するためフレッシュコンクリートのワーカービリティを維持しながら、耐久性向上を図ることが可能であり、コンクリートの品質確保に大きく寄与いたしております。(図1) 図-1 各種混和剤と減水率の例(AE減水剤で一般基準値をクリア) ・AE減水剤高機能タイプ 昨今の骨材事情の悪化に伴い、地域によってはAE減水剤でJASS 5の単位水量規定(185kg/m3以下)をクリアするのが困難になっている場合もあります。(図2) さらに、土木分野においても施工性改善のため減水性確保と共に、スランプロスの改善を求められている場合もあり、混和剤への要求性能は益々多様化しつつあります。 このような多様化の要求に応える混和剤として「AE減水剤高機能タイプ」(JIS A 6204ではAE減水剤に分類される)が開発されております。 (図3)は高性能AE減水剤を使用して規定水量をクリアする図になっております。 したがって、AE減水剤高機能タイプは、従来のAE減水剤と高性能AE減水剤の中間に位置付けされており、減水率が15%程度でスランプ保持性能を有する化学混和剤です。 図-2 各種混和剤と減水率の例(高機能タイプで一般基準値をクリア) 図-3 各種混和剤と減水率の例(高性能AE減水剤で一般基準値をクリア) |
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